目黒区 都立大学駅前 すみクリニック 皮膚科・アレルギー科

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目黒区 都立大学駅前 すみクリニック 皮膚科・アレルギー科

自費診療

男性型脱毛症 (AGA)/プロペシア錠(フィナステリド)およびザガーロカプセル(デュタステリド)での治療

男性型脱毛症(AGA/エージーエー)は
     プロペシア錠1mg(一般名:フィナステリド)
    ザガーロカプセル0.5mg(一般名:デュタステリド)

                           で治療できます。


男性型脱毛症の治療のための薬であるプロペシア錠は、日本においては2005年10月に厚生労働省より承認されました。
その後、2015年春からはプロペシアのジェネリック薬であるフィナステリド錠が発売されるようになりました。
また、2016年6月よりザガーロカプセルが、次いで2020年秋からはザガーロのジェネリック薬であるデュタステリドZAが発売されるようになりました。(詳細はページ下部をご参照下さい)
この薬は保険診療の対象とならず、診療費ならびに薬剤代等は全額自己負担となります。(費用についてもページ下部をご参照下さい)
AGA

当院では、厚生労働省の認可を受けた薬剤のみ取り扱っております。
個人輸入の薬剤の場合、医薬品医療機器等法に基づいた品質、有効性及び安全性の確認がなされておらず、重大な健康被害等発生した場合、救済を図る公的な仕組みの救済の対象とはならないため、当院では取り扱っておりません。

【男性型脱毛症(AGA)とは】

男性型脱毛症(AGA)は、壮年性脱毛とも呼ばれ、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方あるいは両方から薄くなり、徐々に進行していく状態のことをいいます。
例えば円形脱毛症では、急激に脱毛が進行しますが、AGAでは徐々に進行していくのが特徴の一つです。額の生え際や頭頂部の髪の毛が細く短くなって、うぶ毛の様な十分に育たない髪の毛が多くなり、抜け毛が進行し頭皮が透けて見えるようになってきます。
親、兄弟、祖父母に脱毛症を認めることが多いのもAGAの特徴といえます。

【プロペシア錠とは】

プロペシア錠(一般名:フィナステリド)は、男性型脱毛症用薬という薬効に分類されます。
AGAの人の頭皮部分に多くあるとされる男性型脱毛症の原因物質である ジヒドロテストステロン(DHT)という物質が作られるのを抑えることで髪の毛の成長する周期を正常化し、抜け毛を抑えます。
つまり、男性に生じる男性型(壮年性)脱毛症に使用される薬ですので、女性、あるいは男性であっても円形脱毛症などの病気に使用することはできません。万が一、妊娠中の女性がこの薬を使用すると男子胎児の生殖器官などの発育に影響を及ぼす危険がありますので、充分にご注意下さい。

【予想される効果】

この薬の使用法は、1日1回の内服だけです。
ただし、これを継続することで抜け毛の進行を抑える効果や毛髪状態を改善する効果があるので、効果を確認するためには、おおよそ6ヶ月間飲み続けることが必要です。
日本で行われたプロペシア錠®での治験では半数以上の方に効果がみられました。
とはいえ、内服を中止すると再び脱毛が進行してしまうので、効果を持続させるためには継続的に服用することが大切です。

MSD(株)HPより引用

【ザガーロカプセルとは】

プロペシア錠(一般名:フィナステリド)の薬効表記は「男性における男性型脱毛症の進行遅延」とされていたものから、ザガーロカプセル(一般名:デュタステリド)では「進行遅延」の文言が省かれ、「男性おける男性型脱毛症」という薬効表記となりました。

韓国に続いて世界で2ヶ国目の発売となりますが、デュタステリドの薬剤自体は前立腺肥大症の治療薬(日本ではアボルブカプセル®)として、すでに世界中の100ヶ国以上の国々で広く使用され実績のある薬剤なので、安全性については心配することはないと考えられます。 また、治験はアジア人を主体に行われていて、右グラフに示されるように増毛数も約1.6倍とされており、これが「進行遅延」が省かれた理由と考えられ、高い効果が期待されるものといえるかもしれません。

内服は1日1回1錠です。
内服する時間帯や、食事との関連については、臨床効果に対して影響を及ぼすことはないとされているので、毎日決まった時間帯に内服するのがよいでしょう。
薬効としては、副作用発生との関連にもつながることですが、1型および2型5α還元酵素の両方を抑制することがプロペシア錠との違いといえます。(【可能性のある副作用】の項目もご参照下さい)

【AGAに対する他の治療法の有無およびその内容】

現在、きちんと研究され推奨度の高いAGAの治療法とされていて、かつ厚生労働省の認可を受けているものとしては、フィナステリド(例:プロペシア錠®)やデュタステリド(例:ザガーロカプセル®)の内服やミノキシジル(リアップ®)の外用があります。
認可外の治療としてはミノキシジルの内服もあり、一部の医療機関では取り扱っているところもあるようです。
推奨度としては低くなりますが、医薬品として市販されている育毛剤としては、t-フラバノンやアデノシン、サイトプリン・ペンタデカンなどがあり、洗髪後の使用が効果的であるとされています。また、医療用医薬品としては5%塩化カルプロニウム(保険診療)があり、1日2~3回頭部にふりかけ軽くマッサージをする必要があります。
下の表には、治療を選択する上で医師も参考にしている医学的に評価した推奨度を示しています。どの治療が適切で効果的であるかは、個人によっても異なると考えられますので、詳細については担当医師とご相談ください。

【可能性のある副作用】

これまでに副作用としては、ときに勃起力の低下、性欲減退やなどの性機能に関する症状や、胃部不快感、肝機能障害などが報告されています。
服用後に何か気になる症状や気がかりなことがありましたら、担当医師または薬剤師にお申し出ください。
なお、この薬を服用中の患者様では、前立腺がん検査で測定されるPSAという検査の値が低下することが知られていますので、この薬を服用中に前立腺がんの検査を受診される場合には、検査を実施する医療機関の医師にこの薬を内服していることを必ず伝えるようにして下さい。

【その他留意事項】

①献血については、血中から薬剤が消失する期間が参考にされます。
フィナステリド(プロペシア錠®)の場合は1ヶ月、デュタステリド(ザガーロカプセル®)の場合は6ヶ月、献血をすることができません。

②精液への影響、妊娠への影響については、血中から消失する期間が参考にされますが、プロペシア錠®が発売されて以来、胎児や母体に影響があったとされる報告はなく、臨床的に考えてほとんど気にしなくてよいレベルといえます。

③併用する際に注意が必要な薬剤は、フィナステリド(プロペシア錠®)については注意喚起がなされていませんが、デュタステリド(ザガーロカプセル®)の場合にCYP3A4阻害作用を有する薬剤と併用するとデュタステリドの血中濃度が上昇する可能性があるとされます。

【2015年春より発売のプロペシアのジェネリック薬について】

プロペシア錠の先発医薬品の特許切れに伴い、ジェネリック薬が多数の製薬会社からが発売されています。
当院で処方しているジェネリック薬のフィナステリド錠はファイザー製のものでしたが、2022年10月より沢井製薬製のものに変更しています。

【2020年秋より発売のザガーロのジェネリック薬について】

ザガーロカプセルの先発医薬品の特許切れに伴い、ジェネリック薬が多数の製薬会社からが発売されています。
当院で処方しているジェネリック薬のデュタステリド錠ZAはMeiji Seikaファルマ製のものです。

【注意事項:デュタステリドZAとデュタステリドAVについて】

ザガーロと同一薬で用途が異なるアボルブのジェネリックとして、デュタステリドAVがあります。理屈の上では、ザガーロのジェネリックであるデュタステリドZAと同一です。
しかし、日本においてはアボルブ、デュタステリドAVは前立腺肥大の治療薬であり、ザガーロ、デュタステリドZAはAGAの治療薬であって、アボルブ、デュタステリドAVをAGAを治療するために使用するのはルール違反であり、禁じられていることです。万が一、健康被害が生じても、適正な使用ではないため、医薬品副作用被害救済制度の対象にはならず、全て自己責任とされてしまいます。

ジェネリック医薬品は厚生労働省認可のものですので、先発医薬品(新薬)の独占的販売期間(特許期間及び有効性・安全性を検証する再審査期間)終了後に発売される、先発医薬品と同じ有効成分で効能・効果、用法・用量が原則同一であると示されています。
したがって「規格及び試験方法」「安定性試験(注1)」「生物学的同等性試験(注2)」の項目で審査され、先発医薬品と同等であるとされています。
こうした医薬品は、先発医薬品に比べて製薬会社の研究開発費や販売管理費が少なく済むため低価格な医薬品となります。

(注1)安定性試験
医薬品の有効期間内に品質や性状、安定性を証明する試験および溶出試験。
長期間保存した場合の品質の劣化を短期間の試験で予測すると同時に、医薬品を高温多湿の条件下においた加速試験が行われている。
(注2)生物学的同等性試験
投与されたジェネリック医薬品の血中薬物濃度の推移が先発医薬品と同一であることを確認する試験。
生物学的同等性が確認できれば有効性と安全性が先発医薬品と同等であり、臨床試験は不要であるとされている。
世界的に共通の原則とされており、FDA(アメリカ食品医薬品局)やEMA(欧州医薬品庁)等欧米審査機関でも採用されている。

料金
薬剤費  プロペシア錠
1mg <28日分>
8,500円(税込)
(税抜:7,871円)
フィナステリド錠「サワイ」
1mg <28日分>
(プロペシアのジェネリック)
4,500円(税込)
(税抜:4,091円)
ザガーロカプセル
0.5mg <30日分>
10,400円(税込)
(税抜:9,455円)
デュタステリド錠
0.5mgZA「明治」<30日分>
(ザガーロのジェネリック)
4,300円(税込) 
(税抜:3,910円)
※初回診察時、別途所定の料金がかかります。
※2回目以降、原則的に薬剤費以外の費用はかかりません。
※当院では初回は1ヶ月(4週間)分の処方となります。なお薬は院内処方です。

2014年12月にMSD株式会社から、当院の男性型脱毛症(AGA)の豊富な臨床経験に対して、感謝状をいただきました。
初めてで治療を迷っておられる方も、お気軽にご相談いただければ、と思っております。


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