目黒区 都立大学駅前 すみクリニック 皮膚科・アレルギー科
自費診療
本年も10月2日より
インフルエンザワクチンの接種を行います
インフルエンザの流行に備えましょう!
インフルエンザは38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が強く、のどの痛み、せき、鼻汁などの症状も併発します。さらに、気管支炎や肺炎、小児では脳症を起こしてしまうこともあるなど、重症化することも特徴です。
予防接種を行うことで、インフルエンザの発症や重症化を予防し、健康被害を最小限に抑えることが期待できます。また、新型コロナウィルス感染症との同時流行も報告されており、例年以上にインフルエンザの感染を予防する必要性が求められています。ただし、ワクチンを接種しても効果が現れるまでに約2週間かかります。また、効果は約5ヶ月間持続するとされています。
インフルエンザワクチンは、今期も4価ワクチンです
本年度のワクチンも、4種類の抗原を含有しています。
☆A型株2種類
A/ビクトリア/4897/2022(IVR-238)(H1N1)
A/ダーウィン/9/2021(SAN-010)(H3N2)
☆B型株2種類
B/プーケット/3073/2013(山形系統)
B/オーストリア/1359417/2021(BVR-26)(ビクトリア系統)
チメロサール(有機水銀)を含まないワクチンについて
今シーズンチメロサール(水銀系保存料)の入っていないインフルエンザワクチンは準備しておりません。
接種は予約制とさせていただいております
日本感染症学会から積極的なインフルエンザワクチンの接種が推奨されていることもあり、今シーズンの流通するワクチンは昨年以上に供給される見込みとなっています。ただ、必要以上にワクチンを確保することは巌に慎むようにともされており、当院ではワクチン接種を 希望される方にできる限り接種していただけるよう、適正数の確保に努めています。
したがって接種にあたっては原則予約制とさせていただいております。
<注:2回接種が必要な方は、2回予約を取っていただくことになります>
例年、予約したものの連絡なくキャンセルされる方がおられ、ワクチンを廃棄せざるを得なくなりワクチンを必要とされる方に行き渡らなくなってしまうことが発生していましたので、今シーズンからは、予約方法を変更します。
ご予約は、ご連絡をいただいた当日もしくは翌診察日のいずれかとさせていただきます。ご了承の上、ご協力いただきますよう宜しくお願い申し上げます。
なお、今シーズンも助成制度が充実していますので、助成制度を利用して接種される方は予約時にその旨をお伝え下さい。
接種費用
接種回数が1回の方 3,600円 (税抜:3,272円)
接種回数が2回予定の方 当院で1回目:3,600円 (税抜:3,272円)
当院で2回目:2,500円 (税抜:2,273円)
本来接種回数が1回だが2回目も希望される方
2回目に3,000円 (税抜:2,727円)
なお、令和5年度もインフルエンザ予防接種費用の助成事業があります。該当される方は実質の自己負担額が変わりますので、下記の助成制度をよくご参照下さい。
接種費用の助成制度について
<実施期間:令和5年10月1日~令和6年1月31日>
対象年齢 ①1954年(昭和29年)1月1日以前に生まれた方
②接種日に65歳以上の方(1959年(昭和34年)1月1日以前生まれの方)
③60歳から64歳で心臓、腎臓、呼吸器の機能障害、ヒト免疫不全ウィルスによる免疫
機能に障害を有する方で、身体障害者手帳1級程度に該当する方
④13歳以上中学3年生まで
⑤生後6ヶ月以上12歳以下
対象者 ①②③:目黒区を含む23区内に住所を有する方
④⑤:目黒区民のみ
実施内容 ①、②、③:上記期間内に1回まで助成
④:上記期間内に2回まで助成(接種間隔:2~4週間)
<注:接種期間内に1回目の接種が12歳、2回目の接種が13歳になる場合は2回とも助成対象です>
助成利用時の接種費用(税込、実質自己負担)
①:無料(生活保護受給者及び中国残留邦人等支援金受給者は費用が免除)
②、③:2,500円
④:2,600円(1,000円を助成されるため)
⑤:1回目 2,600円、2回目 1,500円(1回あたり1,000円助成)
接種方法 ①、②、③の方
必ず予防接種予診票をご持参下さい(23区内は他の区のものでも可)
④、⑤の方
・予約時、助成制度による接種希望であることをお知らせ下さい
・接種当日は以下のものをご持参下さい
1)乳幼児医療証または子ども医療証
2)母子健康手帳
・保護者の同伴について
12歳以下のお子さんには保護者の同伴が必要です
(お子さんの健康状態が分かる祖父母など(未成年者は不可)が保護者の「委任
状」を持参する場合は保護者の代理とできます)
13歳以上のお子さんは保護者の記入した「同意書」を持参すれば、保護者の同
伴がなくても接種を受けることができますが、質問事項に答えることができる必要が
あります
参考:目黒区の「委任状」
https://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/hoken_eisei/shinryo/yobosesshu/kodomo-influenza-josei.files/ininjyo.pdf
目黒区の「同意書」及び「接種前の質問事項」
https://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/hoken_eisei/shinryo/yobosesshu/kodomo-influenza-josei.files/doisyoshitsumon.pdf
参考:予防接種予診票の発送について
昭和33年11月1日以前に生まれた方 → 令和5年9月末に発送
昭和33年11月2日~12月1日生まれの方 → 令和5年10月末に発送
昭和33年12月2日から昭和34年1月1日生まれの方 → 令和5年11月末に発送
ご不明点は目黒区保健予防課予防接種係(TEL:03-5722-7047)へお問い合わせいただくか、目黒区のホームページをご覧下さい。
他のワクチンとの同時接種について
当院では新型コロナワクチンの接種は行っておりませんが、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種については、単独で接種した場合と比較して、有効性及び安全性が劣らないとの報告があることを踏まえ、同時接種が可能であると厚生労働省で決定されています。
なお、インフルエンザワクチンと新型コロナワクチン以外のワクチンの接種間隔については今まで通りです。また、新型コロナワクチンとインフルエンザ以外のワクチンとの同時接種は不可であり、接種間隔についても今まで通り13日以上が必要とされています。
どなたでも予防接種を受けることが出来ます
ごく一部の予防接種不適の方をのぞき、希望される方はこの予防接種を受けることが出来ます。
次の人は、このワクチンの接種を受けることはできません
・明らかに発熱(通常37.5℃以上)している人
・このワクチンに含まれている成分でアナフィラキシーをおこしたことがある人
以下の方は健康状態や体質により、接種の適否を判断します
・ワクチン接種で、発熱や全身性の発疹 などアレルギーが疑われる症状が出たことがある
・過去にけいれんをおこしたことがある
・免疫異常と診断又は血縁者に先天性免疫不全症の人がいる
・間質性肺炎や気管支喘息などの呼吸器の病気がある
・ワクチンの成分に対してアレルギーをおこす恐れがある
・鶏卵や鶏肉などにアレルギーをおこす恐れがある
年齢別の接種量/接種間隔について
6ヶ月~3歳未満 | 0.25ml | 2~4週間隔で2回 |
3歳~13歳未満 | 0.5ml | 2~4週間隔で2回 |
13歳以上 | 0.5ml | 原則として1回(注) |
注)13歳以上でも充分な免疫獲得のため2回接種することもあります。
①我が国でも乳幼児の接種量が国際的な基準になったため、接種推奨年齢も国際的な基準に合わせて変更され、生後6ヶ月以降から接種できることになっています。
②このワクチンは胎児に影響を与えるとはされていませんので、妊娠中の方でも接種することができます。また、インフルエンザワクチンは不活化ワクチンなので母乳を介して乳児に影響しません。授乳中の方でも接種できます。
③2回接種の場合、接種間隔は2~4週間あけることになっていますが、最も免疫を獲得する効果が高いのは接種間隔が4週間とされています。体調不良などで4週間以上間隔があいても1回目からやり直す必要はありません。また逆に流行が始まっていて2回目の接種を急ぐ場合は1週間以上の間隔があいていれば2回目の接種をすることは可能です。