目黒区 都立大学駅前 すみクリニック 皮膚科・アレルギー科

TEL:03-3725-1112


  • ホーム
  • ごあいさつ
  • 診療時間
  • 診療案内
  • 保険診療
  • 自費診療
  • 院内紹介
  • アクセス
  • リンク
目黒Doctor's File

当院の情報を「ドクターズ・ファイル」で公開しています

問診票ダウンロードはこちら
患者の気持ち

⇒ケータイサイトはこちらから

文字サイズ
  • 文字の大きさ大
  • 文字の大きさ中
  • 文字の大きさ小
QRコード QR

目黒区 都立大学駅前 すみクリニック 皮膚科・アレルギー科

自費診療

帯状疱疹予防のためのワクチン接種が定期接種になりました
~帯状疱疹後神経痛で悩まないために~

帯状疱疹は、たいていの方が子供の頃にかかったことのある水ぼうそうが潜伏感染していて、体力の低下や過労、病気、老化などでウィルスに対抗する抗体の力が弱くなったときに、潜伏していた神経節の神経に沿って皮膚や神経にダメージを与える病気です。
帯状疱疹にかかってしまうと、抗ウィルス薬によって帯状疱疹自体は治りますが、後遺症として帯状疱疹後神経痛になってしまうことも多くあります。
帯状疱疹にかかると神経が損傷するので、皮膚症状が治った後でも、場合によっては数年以上痛みが残ることがあり、これを帯状疱疹後神経痛といいます。
50歳以上では帯状疱疹を発症した人のうち、約20%が帯状疱疹後神経痛になるといわれており、さらに高齢者ではその確率が高まるとされています。
この帯状疱疹後神経痛になってしまうと、局所麻酔薬による神経節ブロック注射が行われたり、様々な内服薬を投与することになります。効果があって改善することも多くありますが、残念なことに場合によってはそれらが有効でないケースもあり、医療の現場で問題になっています。
帯状疱疹後神経痛は、神経痛とはいえ、特に高齢者などではこの神経痛のせいで鬱(うつ)症状をきたしたり、場合によっては食事もとれないほどになることもあったりするほど、実際にこの帯状疱疹後神経痛になってしまわれた方は大変な苦労をされています。
したがって、帯状疱疹後神経痛を防ぐためにも帯状疱疹にかかること自体の予防が大切であると考えられています。

◎帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛の予防にはワクチンが重要

日本で開発され1988年に認可されている水痘ワクチンを、わが国では2016年より50歳以上の帯状疱疹予防の目的で接種できるようになり、当院でも認可当初より行ってまいりました。 水痘ワクチンは、生ワクチンであり、生きている弱毒水痘ウィルスを含んでいます。弱毒ウィルスとは、そのウィルスに感染したとしても、きちんと免疫を作ることができて、しかもほとんど症状を示さないことを意味しますので、非常に安全なものです。

この水痘ワクチンを接種することで、帯状疱疹にかかる率が51.3%減少したり、帯状疱疹後神経痛の発生率も66.5%減少したり、帯状疱疹自体の重症度も61.1%減少するとされています。 また、わが国の水痘ワクチンの力価は、米国で使用されている水痘ワクチンの力価より高く、小児用の水痘(水ぼうそう)の予防目的で接種される水痘ワクチンがそのまま帯状疱疹予防に用いられてきました。 ただし、生ワクチンということは、免疫不全の方に接種することはできない欠点もありました。

◎新しいワクチンとしての不活化ワクチン(商品名:シングリックス)

免疫不全の方に接種できない欠点を克服するために開発されたのがシングリックス®です。日本では2020年1月から発売されています。
このワクチンは免疫を獲得するために必要な抗原のみ含んでいます。

日本を含むアジア、欧米で行われた臨床試験では、帯状疱疹にかかる率が約2~10%にまで減少したり、帯状疱疹後神経痛の発生率も0~約15%にまで減少するという驚くべき高い効果が示されています。 ただし、軽度~中程度で一過性のものとはいえ、副反応の発現率も高いことが分かっています。

◎不活化ワクチン(シングリックス®)の接種は2回必要です

筋肉内注射を2ヶ月以上あけて、遅くとも6ヶ月までに2回目の接種を行う必要があります。

◎令和7年度から帯状疱疹ワクチン(水痘生ワクチンと不活化ワクチン)の定期接種が実施されます

  • 実施期間
    • 令和7年4月1日~令和8年3月31日
  • 対象者
    • ①令和7年度に65歳になる方(年度年齢:S35.4.2.~S36.4.1.生)<令和7年度から11年度まで経過措置あり>
    • ②60歳以上64歳以下の方(実年齢)で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有する方(身体障害者手1級相当)
  • <年齢は誕生日の前日に加算されるため、誕生日の前日から接種することができます(民法143条)>

(目黒区保健所配布資料より)

◎帯状疱疹定期接種使用ワクチン

◎令和7年度は帯状疱疹接種費用助成事業(任意接種)が継続されます

<任意接種の助成事業は令和8年4月1日以降、事業廃止予定となっています>

(目黒区保健所配布資料より)


⇒ページのトップへ 

⇒前のページへ戻る 


  • 医療機能情報
  • |個人情報保護
  • |当院の取り組み(施設基準、加算に係るもの)
  • |

Copyright (C) Sumi-Cl. All Rights Reserved.