目黒区 都立大学駅前 すみクリニック 皮膚科・アレルギー科

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目黒区 都立大学駅前 すみクリニック 皮膚科・アレルギー科

保険診療

単純疱疹(口唇ヘルペス/性器ヘルペス)

単純疱疹とは

一般によく言われている、いわゆる「ヘルペス」です。単純ヘルペスとか口唇ヘルペス、陰部ヘルペスなどという名前で耳にしたことがある方も多いと思います。原因は単純ヘルペスウィルスによるものですが、帯状疱疹とは別の病気でウィルスの種類も違います。
この単純ヘルペスウィルスには2種類あって、1型は主に顔面(特に口囲)など上半身に、2型は主に性器を中心に下半身に発症します。
このウィルスは感染力が強く、直接的な接触の他にタオルやコップのまわし飲みなどでも感染します。つまり、親子や夫婦間で感染することが多いといえます。以前はほとんどの人が子供のうちに感染して抗体ができていましたが、最近では約半数の人しか抗体をもっていないともいわれています。また、このウィルスは初めて感染したときにはほとんど症状としてでることはなく、免疫ができて抗体ができるのですが、機会があれば再感染したり再発を繰り返したりすることが特徴です。

グラクソ・スミスクライン(株)提供パンフレットより

発症するきっかけ

発症して病院にかかられるのは、再発型であることがほとんどです。
風邪をひいて発熱した後に発症する「風邪の華」とは口唇ヘルペスのことです。この他にも胃腸障害、ストレス、疲労、ケガ、紫外線、老化、免疫抑制剤やステロイド(副腎皮質ホルモン)などによる免疫力の低下、抗癌剤治療による抵抗力の低下などが発症のきっかけとなります。

感染方法について

感染してから発症するまでの期間は3~7日であることが多いです。
水ぶくれとして症状が出ているときにはこのウィルスを大量にばらまいているといえるので、患部の接触は避けるようにして下さい。また、皮膚症状が出ていないときでも唾液や精液などにウィルスが出てきていることがあります。
患部を触れてしまったらきちんと手洗いなどするように心がけていただくことが必要です。また、アトピー性皮膚炎の方は皮膚のバリア機能が低下しているので皮膚から感染して、場合によっては重症化することもあるので注意しなければなりません。

治療方法

単純疱疹ができる方は、再発するきざしを自覚するようです。ピリピリ感、チクチク感、ムズムズ感などといった自覚症状が多いです。
こうした再発の予感があったり、実際にヘルペスとしての症状が出てしまったら、早めに治療を始めた方が治りも早いといえます。
治療には抗ウィルス薬の内服が最も効果的です。これは抗ウィルス薬はウィルスを殺す働きではなくウィルスの遺伝子に働きかけてウィルスの増殖を抑える働きをもつからです。他の病気のせいで内服ができなかったり、非常に軽症であったりする場合には軟膏で治すこともあります。
この他に消炎鎮痛剤やビタミン剤、抗生物質なども併用することもあります。それぞれの症状にあった処方を致しますので、お気軽にご相談下さい。

再発について

単純疱疹はしばしば再発します。年に1~2回であることが多いようです。
ただし頻繁に再発を繰り返したり、海水浴やスキーに行くたびに再発するというような場合には、対処法についてご相談いただくことをおすすめします。

性器/陰部ヘルペスの再発について

性器や陰部に発症するヘルペスは単純ヘルペスウィルス2型であることが多いです。年間7万人あまりの方がこの病気で病医院を受診されるといわれています。発症する部位の問題もあって、症状があっても見逃されがちな病気です。
主に若い女性に多いとされており、感染経路は性交渉によることがほとんどです。初感染の場合は、感染の機会から2~11日後に発症することが多く、若い女性ほど症状が重く、水ぶくれが潰瘍となったり、排尿や歩くことすらままならなかったり、リンパ節が腫れて発熱したりもします。
再発時の症状はは1型のウィルスによる単純疱疹と同じですが、再発する頻度が多い方には再発抑制療法という方法があり、この方法では再発のリスクを約70%抑制することができるとされています。年6回以上再発する方がこの治療の適応となりますがこれによりパートナーへの感染リスクを約75%低下させることができます。この治療法は健康保険の範囲内で実施できますので、恥ずかしがらずにきちんと治療することが重要であるといえます。


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