目黒区 都立大学駅前 すみクリニック 皮膚科・アレルギー科
保険診療
すぐに結果が分かるアレルギー検査の紹介(ImmunoCAP®Rapidアレルゲン8)

☆その症状、アレルギーかも?
~すぐに結果が分かるアレルギーの検査があります~
アレルゲンには、ある季節にしか現れないものと、一年を通じて接触する可能性があるものがあります。アレルゲンごとにその特徴や対策方法が異なってくるので、何が原因でその症状が起きているのか、しっかり把握することが非常に重要です。
~~~ 注意事項 ~~~
ここでご紹介する検査は、花粉症等によるアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎といった「即時型アレルギー」とよばれるアレルギーに対する検査法です。
「遅延型アレルギー」などとよばれる接触皮膚炎等、かぶれに対する検査法とは違いますのでご注意下さい。(これに対する検査は主にパッチテストで行います)
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せき、鼻水、くしゃみ、目のかゆみ・・・など、皆様やお子様が悩まされているその症状は、実はアレルギーなのかもしれません。
アレルギー症状だった場合、その症状を軽減するために、お薬を飲んだり、患者さんが主体となって原因物質への対策をとったりすることができます。
対策をとるとなれば、ご自身が何に対してアレルギー反応を起こしているのか、正確に知ることが対策への第一歩となります。
当院では、すぐに結果を知りたい方やや、腕から採血するにはあまりに小さすぎて負担が大きくなってしまうお子様のために、指先やかかとから約0.1ml採血して、約20分後には結果の出るアレルギー検査を行っています。<注:問題なく通常の採血ができる方は腕から採血します>
検査項目はハウスダスト系(ヤケヒョウヒダニ、ネコ、イヌ)、花粉系(スギ、シラカンバ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ)の8項目です。(増減はできません)
これらは代表的なアレルゲンですので、アレルギー学的には完全ではないものの、だいたいの検査項目を網羅しているといえます。
~~~ さいごに ~~~
この検査を希望される方に必ず頭に入れておいていただきたいことがあります。
この検査は「定性的」といって、反応の有無を調べているにすぎません。つまり、「反応が微妙にある」ものは「陰性(反応はない)」と診断してしまう可能性もある、ということです。
もちろん、当院でも、従来通りの腕から採血して検査する方法も行っています。
IgE RASTといって、これは「定量的」、つまり数値化して正確に診断する方法です。
他の項目の検査が必要かどうか、また症状によりさらに項目を絞った検査が必要かどうかは、個々の患者さんによって変わってきます。
詳細は診察時にご相談下さい。

~参考~ 花粉症に関連する食物アレルギー
花粉‐食物アレルギー症候群:PFAS(pollen-food allergy syndrome)
花粉症の人の中には、その花粉のアレルゲンと似た性質をもつ生の果物や野菜を摂取した際に、口の中がかゆくなったりのどがイガイガして腫れたり息苦しくなったりする人がいます。花粉症の種類によって関連性のある食物は異なります。
