目黒区 都立大学駅前 すみクリニック 皮膚科・アレルギー科
保険診療
伝染性軟属腫(水いぼ)
「水いぼ」の正式な病名は「伝染性軟属腫」といい、粟粒大程度の少し赤みのある水疱が体のあちこちにできるウィルス性の病気です。できたブツブツをよく観察すると真ん中にヘソのようなくぼみがあります。水疱の中にはたくさんのウイルスが詰まっているので、皮膚への接触により感染すると考えられています。炎症を起こしてかゆみを生じることもあります。 水いぼの治療の基本はピンセットでつまんで白い中身を出すことです。ただし、この処置がかなりの痛みを伴います。
水いぼは放置しておいても自然に治癒していくこともあるので、子供にわざわざ痛い思いをさせてまで取るべきかどうか医療関係者の間でも議論があります。
とはいえ自然治癒するといっても半年~1年以上の期間がかかりますし、その間はどんどん増えていきます。飲み薬としてヨクイニンエキスなどを使うこともありますが、やはり頑張ってピンセットでつまんで白い中身を出すことが、最も確実で治る治療法です。
痛くない治療法もいろいろと工夫されていて、当院では局所麻酔のテープを貼ってから取るようにしており、これで痛みはかなり軽減されます。
非常に数が多い場合にはいくら頑張ってつまみ取るといっても限界がありますので、ヨクイニンエキスなどを併用しながらケミカルピーリングを行うのが有効なこともあります。お気軽にご相談下さい。