目黒区 都立大学駅前 すみクリニック 皮膚科・アレルギー科
お知らせ情報
局所療法で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬でお悩みの方へ ~当院では、従来の治療に加え、PUVA療法、ナローバンドUVB療法、エキシマライト療法を行っておりますが、平成29年3月1日より経口薬であるアプレミラスト錠による治療も開始しております~ |
2017/03/01(水) |
尋常性乾癬は、患者さんの生活の質を低下させるだけでなく、非常に治りづらい疾患でもあります。 当院でも、従来のステロイド外用や活性型ビタミンD3製剤の外用だけでなく、症状に応じて紫外線療法として知られているPUVA療法、ナローバンドUVB療法、エキシマライト療法を選択し治療に取り組んでおります。 それでもなお治療の難渋される方がいらっしゃるのも事実です。 今まではさらに一歩踏み込んだ治療として、生物学的製剤の使用に踏み切ることもありましたが、この治療法は高額療養制度を利用するほど高額な医療費が必要とされていたり、治療管理が厳格なので承認施設でのみの治療となるなど、ハードルの高いものでした。 今回、細胞内のcAMP(サイクリックAMP)濃度を上昇させることで、局所療法では治療効果が不十分だった尋常性乾癬や関節痛を伴う関節症性乾癬の方に効果を発揮する可能性がある経口薬を使えるようになりました。 新たなアプローチによる治療法ですので、今まで治療効果が上がらず困っておられた方への朗報となるかもしれません。 今までの生物学的製剤より費用負担はかなり軽減され、副作用も少なくなってきています。 受診の際、ご相談下さい。 |